リーフストラクチャーバッグ
プリーツプリーズ イッセイミヤケ
プロジェクト
アリサン・ピーナッツバター
ポスタルコーヒー
ビーアグッドネイバーコーヒーキオスクとポスタルコがコラボレーションし、 オリジナルブレンドコーヒーが出来上がりました。 「コーヒーをごちそうするよ。」と約束して遠ざかっていた友人へ郵便ポストからコーヒーを送れたらいいのに、 というランドスケーププロダクツ岡本仁さんのアイデアからスタートし、パッケージデザインをポスタルコが行いました。 A6サイズのプレスボードスナップパッドには岡本仁さん書き下ろしのエッセイカードが付いており、コーヒードリップバッグとのセットは日本郵便の「スマートレター」にぴったり収まるサイズ。メッセージを添えてそのままポストに投函できます。 コーヒー豆は鹿児島のヴォアラコーヒーによる焙煎で、ポスタルコーヒーのための特別なブレンド。 大切な方へポスタルコーヒーを投函してごちそうしてみてはいかがでしょうか?
ビーアグッドネイバーコーヒーキオスク
千駄ヶ谷、東京ソラマチ、アークヒルズサウスタワーの 3つの地域に店舗を構えるテイクアウトのコーヒー屋です。 “良き隣人であろう“という考えの下に、長い文章の『、』や『。』 の句読点のような存在になる事を目指しています。
考える手
海中のタコを見ると、泳いでいる手のようにしか思えない。人間の手とタコはものとしては全く違うが、形状は類似している。頭から広がる様に伸びていくタコの形は、小さい場所に潜り込む際に役に立つ。 同じく人間の手も、日常に触れる道具やものなどに合わせ、様々な形を表現することができる。ハンドル(持ち手)は人間の手の形が一番使いやすいデザインを取り入れているが、逆に手も様々な形状のハンドル合わせてその形を変えている。
手のひらは柔らかく、クッションのようになっているが、外からは骨ばって見える。柔軟性のある私たちの手のひらは、握るものの形状と合わせて成型される。枝分かれした指は、まるでタコの足が貝を包み込む様にハンドルをつかむ。 手は身体と道具をつなげる。道具と身体がどこで始まり、終わるのかという境界線を曖昧にさせるのも手だ。テニスプレーヤーはラケットを手先のように器用に使っているが、プロのテニスプレーヤーがいつも試合後にラケットを投げているのを見て驚いてしまう。身体と一体化されていたものが、突然振り落とされるから。
金槌を使って釘を打つ時、金属部分ではなく木の柄を持つのが普通と言えるだろう。それは、手側と作業側と明快に分かれているからである。手はどちらを把持するかを把握している。
手は色々な形を「見ている」。手はさまざまなものに触れ、それらを計量、サイズを測定し、荒さや滑らかさを考査し、ひんやりとした金属と木のあたたかさを感じる。そのあいだ手は、指先の敏感な「精密なグリップ」、または手のひらでぎゅっと握る準備をしているのである。
「考える手」では、あらゆる道具のハンドルとそれ以外のパーツを水平面で分けている。そのいくつかはハンドルを見るだけで何の道具なのかが分かるが、テーブルの下を見ないとまったく見分けのつかないものもある。
これらは道具の発掘場所や生産国を基準に並べたわけではなく、ハンドルの形をベースに分類した。棒状のハンドルのホウキ、水平のハンドルがついたスーツケース、穴状のハンドルがあるボウリングの玉など。 道具から切り分けられた複数のハンドルの間をさまよう私の手は、まるで海の底のタコのようだ。
ハンドルは道具の一部としてではなく、独立したものとして触れられる。ほうきの柄と、ゴルフクラブのグリップは、目的は全く異なるものの、どこか似ている。ゴム印は大体同じ機能を持っているが、そのハンドルにはさまざま形状のものがある。これらさまざま形を見ながら、コーヒーカップなんかにこういったハンドルが付いていても良いのではないか、と思う。ハンドルは結局、全て同じ手にあうように設計されているのだから。
英語で「ゲット ア ハンドル」とは、それを理解したという意味がある。
レンジャクバッグ
レンジャクバッグは、東北地方で培われた生活の知恵や工夫、伝統的な手法を生かした現代生活のための新しいバッグ・シリーズです。
東北では、モノを運ぶために、紙縒(こより)糸で編まれた背負縄やわらじが使用されてきました。軽くて丈夫で濡れても乾きが早い紙縒糸は、長道中には最適だったといいます。このバッグのストラップもこの素晴らしい知恵と技術にヒントを得て、紙を撚って糸にしたものを手編みして作られました。
ハンドルトラッシュカン
ザ・コンランショップの「包む」「覆う」「収納する」などを指すケースをテーマに発信するイベント ケーススタディのために、ゴミ箱もしくはちょっとした収納箱になるものをポスタルコがデザインしました。
もし、ゴミ出しの日にゴミを出さずに、ゴミがどんどん家に溜まっていくとしたら?とんでもないことになりそう。ゴミ出しの日の朝、ご近所のヒトたちと顔を合わせますが、みんながみんな、いつになくシアワセそうです。ゴミを捨てるだけで、気持ちが晴れるのかもしれません。東京のように整然とした街では、ゴミ箱というものがめったにないし、だからこそ、ゴミ出しの日を逃したらたいへん。ずっと考えていて、思いついたのは、紙製のゴミ箱です。溜める、捨てる、というのを、もっと楽しめるゴミ箱。この紙のゴミ箱は、工業用の紙を、しっかりと鋲打ちして、木の背板に釘で止めています。机のそばに、部屋の隅に、ちょうどおさまるサイズ。カヌーのパドル状の木製の把手は、さまざまに持ち変えられ、捨てるとき、どんなふうにゴミが出ていくか、いつもとちがう角度から観察できます。これからは、ゴミ捨てが、もっと楽しくなりますよ! また、ゴミ箱としてでなく、雑誌やテニスボールの収納にも使えます。