衣服が皮膚から学ぶとき
何か取ろうと手を伸ばしたり、自転車をこいだりするときに、服がきゅうくつに感じた経験はきっと誰にでもあると思います。でももし、身体と一緒に動く服があるとしたら?
ポスタルコのフリーアームウェアとステップパンツが身体に応じてどれだけ動いているか、身体の動きを制限しないか、正確に測ってみたいと考えました。
そこで、バイオメカニクスの専門家である東京大学の荻原直道博士と一緒に実験を始めました。モーションキャプチャー技術を使って、日常生活における人間の皮膚の動きと衣服の動きを3次元でマッピング。デジタルデータとして、数値化してみました。
今回は、フリーアームシャツ、ステップパンツ、カラーコートに加えて普通のシャツでも計測して、比較しました。身体に貼ったマーカーによって、皮膚にどれくらい動きがあるか正確に分かります。
すると、フリーアームシャツは特に肩甲骨のあたりが大きく伸びて、その結果、腕の可動域も大きくなることが分かりました。普段あまり意識することはありませんが、私たちの皮膚は思いのほかよく伸びて、よく縮むのです。
ポスタルコのフリーアームウェアは、肩甲骨の動きに合わせて設計されたV字型のプリーツとユニークな形状で、人間の皮膚が持つ柔軟性に追従するウェアです。